設備と技術
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新潟市西蒲区に本社を構える、株式会社内山熔接工業。真空チャンバーや自動車部品、家庭・業務用浄水器などの製造を手掛ける企業です。大型から小物まであらゆる大きさの製品に対応する設備、他を圧倒する溶接面を作り出す技術、モノづくりに必要な工程すべてが揃っている企業です。また、その技術を応用したタンブラーといった自社製品も製造しています。
今回は、新潟本社で検査課に所属する薄田星夢さん(2022年入社)と、第二営業部技術営業課に所属する長谷川寧さん(2024年入社)にお話を聞きました。
薄田 星夢さん(画像左)
新潟本社検査課所属。新潟市出身。新潟青陵大学短期大学部の人間総合学科でビジネス、ファッションなど幅広く学ぶ。卒業後、2022年に新卒で内山熔接工業へ入社。入社以来、検査課で活躍。休日はカフェに行って過ごす。
長谷川 寧さん(画像右)
新潟本社第二営業部技術営業課所属。新潟市出身。日本大学理工学部機械工学科で機械分野について学ぶ。2024年に新卒で内山熔接工業へ入社。休日や仕事終わりは、友人と通話をしながらゲームを楽しんでいる。
製品の最終工程を担う検品、お客様のニーズに応える営業
- お二人の具体的なお仕事の内容について、教えてください。
薄田さん
「製品の検品や引き取り、寸法検査などを行っています。検品では、製品にキズやスレがないかどうか、溶接のし忘れがないかなどを目視で丁寧に確認します。また、出来上がった製品に圧をかけて穴が開いていないかなどをチェックし、その後、梱包作業、出荷作業まで行います。梱包作業では、段ボールで箱を作り、その中に緩衝材を入れて製品をまとめます。梱包が終わったら事務の方から送り状をもらい、出荷をします。」
長谷川さん
「既存のお客様からいただいた見積もり依頼をもとに、見積書を作成します。それをお客様に提出し、注文をいただいたら、必要な材料を用意するために材料の発注先の企業に連絡します。他の見積もり対応と並行しながら、製作している製品に関する対応もしています。また、お客様からいただいた見積もり図面をもとに、こちらで新たにより細かい図面を作成することもあります。営業は新規のお客様に営業に行くよりも、既存のお客様の方からの依頼という形が多いですね。」
- ありがとうございます。薄田さんは検品から出荷まで、長谷川さんは自ら図面の作成も行うなど、お二人とも幅広い業務に携わっていらっしゃるんですね。
次に、実際の1日の仕事の流れをお聞きしたいです。
薄田さん
「始業は8時半からです。午前中は製品の検品をしています。検品には早いものだと1個あたり30秒ほど、時間がかかるものだと1個あたり20分ほどかかるものもあります。11時45分から50分間はお昼休みです。食堂で昼食をとった後は、休憩室で昼寝をして午後の業務に備えています。午後は、検品が終われば、拭き取り作業をし、寸法検査やもれ検査(圧力に耐えられるかなどの検査)を行います。15時には10分休憩があります。休憩後も同じ工程の作業を続けます。17時半が定時で、翌日の準備や整理整頓などを行い、17時40分には退社します。ほとんど定時で帰っています。」
長谷川さん
「同じく8時半から始業です。ミーティングでは現場の代表の方と、その日に関わる業務の内容や、製品についての情報の共有などを行います。午前中は受注になっている製品の製造に関わる、材料の発注や関係各所への連絡を行います。その合間で、見積もりの作業やメールの確認をします。12時から50分間はお昼休みがあり、社員食堂で昼食をとった後は休憩室にて休憩します。午後は見積もり作成の続きをし、14時に材料が入ってくるため、受け入れの対応や図面の確認を進めます。その後、見積もりや材料の発注、作業工程のロットカードの作成などを行います。ロットカード作成後は、問題ないか生産管理の方にチェックしてもらいます。この作業を17時までには終わらせるようにしています。その後は、製品がどこまでできたかの確認や、見積もりの作成をし、18時を目安に退社しています。」
- 検品には製品によってかかる時間がそれぞれ違うのですね。また、長谷川さんの業務は各所との連携を取りながら進めているのですね。
それでは、実際の業務をされていてやりがいを感じるのはどのようなことですか?
薄田さん
「大量の製品の検品が無事に終わった時に、やりがいや達成感を感じます。1つの検品が早く終わるものだと、流れてくる数が数千〜数万個になるため、長時間コツコツと作業をすることもあります。そういった際に、無事に全ての検品が終わると非常に達成感を感じますね。」
長谷川さん
「見積もりを出したものが実際に発注になった時にやりがいを感じます。見積もりの作成から発注の工程は、自分でやったことが一番反映される部分なので、非常にやりがいを感じることができます。今年の5月に初めて発注になった時はとても嬉しかったです。」
- たくさんの製品を全て検品した時の達成感は、すごく感じられそうですね。また、自分が出した見積もりが成果に繋がる時は嬉しいですよね。
逆に大変だなと感じることはありますか?
薄田さん
「検品作業は製品を作る全工程の中の最終工程で、傷などの見落としがない完璧な状態にしなければいけないので、そこが大変だと感じるところです。検品が終わった後に、不良品で戻ってきてしまってはいけないので、完璧に検品できるように気を付けています。」
長谷川さん
「学校では一切学ばなかった溶接の分野のため、手慣れないものを図面に書くことが大変だと感じます。例えば、金属は熱が入ると縮むため、そこを計算して図面を書かなくてはいけないので、そういったところが大変です。」
- ありがとうございます。お二人とも、それぞれ工夫をしながら業務に取り組まれているのですね。
次に、仕事をする上で大切にしていることはありますか?
薄田さん
「部署内の報連相は徹底するように心がけています。伝えなくてもいいかな、と思うような小さなことほど、それが原因で部署が回らなくなったりするため、上司や同僚とのまめな連絡を心がけています。」
長谷川さん
「わからないことをそのままにせず、すぐに聞くことを意識しています。自信をもって仕事が出来るように、不安なことや心配なことはすぐに解消することを日々、心がけています。」
わからないことは確認すること、報連相を必ずすることは非常に大切なことだなと感じました。
- 少し話は変わりますが、部署内の雰囲気や一緒に働く方達の人柄はどうですか?お二人の上司の方のお話もお聞きしたいです。
薄田さん
「私が所属している課は、6人体制で、全て女性の社員の方で構成されています。年齢は20代前半の方が多く、一緒にご飯に行く機会も多々あるので、風通しが良くて相談もしやすい環境です。上司はとても真面目な方で、些細な相談でも親身にのってくださり、アドバイスをしてくれます。ミーティングの際も1人1人に1日のスケジュールを具体的に伝えてくれるため、とてもありがたいです。」
長谷川さん
「私の部署では、40代男性の上司の方と2名で働いています。とても優しく自分の時間を大切にされている方ですね。お互い過干渉せずに、仕事がやりやすい環境を作ってくださっています。」
風通しの良い環境であることはとても大切ですよね。
職場の人間関係も良く、非常に仕事がしやすそうな環境であることが伝わってきました。
また、そのような環境だからこそ自分の仕事にも集中できるのだなと感じました。
聞きやすく働きやすい環境、モチベーションになるカフェテリア
- 株式会社内山熔接工業に入社したきっかけを教えてください。
薄田さん
「初めは製造の分野の企業は見ていなかったのですが、学校の先生に就職活動の相談をしていた際に、この会社を紹介してもらいました。私の就活の軸として、仕事をする雰囲気がいい企業であることや、自分の聞きたいことが聞ける環境であることというものがあったので、その軸に合った企業だと感じました。」
長谷川さん
「私は県外の大学に通っていたのですが、就職は新潟にUターンしようと考えていました。その際、新潟の企業が出展していた就活イベントに参加し、内山熔接工業を知りました。」
-ありがとうございます。
お二人の入社の決め手を知りたいです!
薄田さん
「自分の聞きたいことが聞きやすい環境だと感じたことや、カフェテリアのように、その他の面でも仕事に集中できる環境が整っていたことに魅力を感じました。」
長谷川さん
「様々な会社を見ていた中で、社員の方のお話を聞いた時に、自分とマッチしているなと感じたためです。多くの学生がいる中の、一就活生に過ぎない自分のことを、名前まで覚えてくださっていた社員の方がいて、そこがとても嬉しかったです。」
- ご自身の求めているものとマッチしたのが決め手だったんですね!
入社前と入社後で、ギャップに感じたことはありましたか?
薄田さん
「一人での作業だけではなく、複数人での共同作業もあるため、思っていたよりもコミュニケーションをとる機会が多いことはギャップでした。」
長谷川さん
「製品に対しての向き合い方や、分からないことに対して真剣に答えてくれるところなど、真面目な人が多いなという風に思いました。」
- ありがとうございます。
入社してから感じた、内山熔接工業さんのいいところを教えてください。
薄田さん
「気さくに話しかけてくれる人が多く、相談しやすい人がとても多い点です。他部署にお手伝いに行く時も、丁寧に教えてくれる人が多いです。また、カフェテリアで出るご飯がとても豪華で、毎日の励みになっています。」
長谷川さん
「私は話すことが好きなので、他の人と接点を持てる点に魅力を感じました。自分が今まで関わってこなかった人と話すことができるのがとても嬉しいです。」
- 話しかけてくれる人や相談できる人が多くいる環境は、とても働きやすそうで魅力的ですね。最後に、どのような人が内山熔接工業さんに向いているか、お二人の考えについて教えてください。
薄田さん
「集中力があり、地道にコツコツ作業するのが苦ではない人には向いています。また、部署を超えて相談しないと進まないことも多いので、協調性がありコミュニケーション能力があると良いと思います。わからないことがあったら進んで聞いてくれるような人と一緒に仕事ができたら嬉しいです。」
長谷川さん
「営業では、長時間座ってのパソコン作業が多いため、パソコン作業が苦にならない人が向いています。また、自分のやったことがダイレクトに成果に繋がることにやりがいを感じる人、そしてわからないことをすぐに聞けるコミュニケーション能力があるととても良いです。」
内山熔接工業さんでは、「製品をお客様のもとへ完璧な状態で届けたい」「お客様の求めるものを迅速に届けたい」、そんな思いでそれぞれの社員さん達が業務に取り組んでいるのだなという印象を受けました。また、風通しの良い職場や、おいしい食事の出るカフェテリアなど、社員さんが働きやすい環境づくりを積極的にされているところにも大きな魅力を感じました。コミュニケーション能力を活かして仕事をしたい、自分の働きがダイレクトに成果に出るような仕事をしたいという人にオススメしたい企業様でした。
求人情報
仕事内容
■製造工程の打ち合わせ(電話、メール等)、見積もり作成、部品の製造依頼を受けた際の図面作成(CAD使用) ■金属の切削加工、5面加工、MC加工データ作成、営業から受けた図面のCAD作成 ■商品の受発注、管理や資料の請求書の作成など |
募集要項
募集職種 | 【新卒求人】 ■製造設計技術職 ■カワサキロボットティーチング・メンテナンス要員 ■機械オペレーター ■品質保証 ■営業事務補助 ■溶接マイスター ■研磨マイスター ■製造系総合職 ※第1~3希望までを選択して応募 |
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募集条件 | 2026年3月までに専門学校・短期大学・4年制大学または大学院を卒業・修了見込みの方 ※既卒の場合は、2023年3月から2025年3月までに専門学校・短期大学・4年制大学または大学院を卒業・修了された方 |
雇用形態 | 正社員 |
勤務地 | 新潟県西蒲区 ※転勤無し |
勤務時間 | 8時30分~17時30分(休憩1時間) |
給料 | 【製造設計技術職・カワサキロボットティーチング・メンテナンス要員】 ■専門卒 月給185,000円 ■短大卒 月給185,000円 ■学部卒 月給210,000円 ■修士了 月給210,000円 【機械オペレーター・品質保証】 ■専門卒 月給185,000円 ■短大卒 月給185,000円 ■学部卒 月給200,000円 ■修士了 月給200,000円 【営業事務補助】 ■専門卒 月給180,000円 ■短大卒 月給180,000円 ■学部卒 月給190,000円 ■修士了 月給190,000円 【営業事務補助・溶接マイスター・研磨マイスター】 ■専門卒 月給175,000円 ■短大卒 月給175,000円 ■学部卒 月給190,000円 ■修士了 月給190,000円 【製造系総合職】 ■専門卒 月給175,000円 ■短大卒 月給175,000円 ■学部卒 月給185,000円 ■修士了 月給185,000円 |
休日休暇 | ■年間休日108日 ■年次有給休暇、特別休暇、育児休暇 |
福利厚生・待遇 | ■各種保険 厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険 ■福利厚生 (衣)制服支給。会社でクリーニングをおこないます。 (食)専用のカフェテリアにて毎日手作りランチが食べられます。(料金月額500円) (住)一人暮らし補助を支給 ※条件あり (奨)奨学金返済者への支援制度あり。 ■教育制度 新入社員研修、安全衛生研修、幹部研修制度 など |
求人企業情報
社名 | 株式会社内山熔接工業 |
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URL | https://uchiyama-inc.co.jp/ |
本社所在地 | 新潟県新潟市西蒲区小吉1930-1 |
設立 | 1977年4月 |
資本金 | 8,000万円 |
売上高 | 32億円(2023年度2月実績) |
代表者 | 内山 繁男 |
社員数 | 175名 |