大手建設グループを支えるITのプロフェッショナルカンパニー

新潟市中央区にオフィスを構える、アイティーサポート株式会社。新潟を代表する建設業界の企業「株式会社福田組」を核とした「フクダグループ」の一社。主にフクダグループに属する建設業向けのコンピュータやIT機器の導入、運用サポートを展開しています。

オフィスは2019年に移転リニューアル。洗練された雰囲気のオフィスで、約20名の社員の方がお仕事をされていました。建設業向けのIT企業ということで、具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか。今回は、第1SI部に所属する伊藤 直之さん（2019年入社）と、第2SI部に所属する佐藤 大和さん（2023年入社）にお話を伺いました。

お客様に合わせた、期待値を超えるサポート

お二人がそれぞれ所属されている「第1SI部」と「第2SI部」は、どのような業務を担当されている部署なのでしょうか。

伊藤さん
「『第1SI部』は、主に企業様に向けたパソコンのレンタルを行っています。その中で、日々のIT関連機器のサポート対応、パソコン導入時のキッティング作業（パソコンなどの導入時に実施するセットアップ作業のこと）などを手掛けています。お客様が日々使用するパソコンやIT機器に関するお困りごとや要望に、いつでも対応しています。」

佐藤さん
「『第2SI部』は、工事現場に設置される現場事務所のネットワーク環境を含めた情報インフラの整備を手掛けています。扱う機器はパソコンだけでなく、電子ホワイトボードなど多岐に渡りますね。各現場のニーズをヒアリングし、希望に応じた機器の設定まで担当しています。」

「第1SI部」はオフィス向け、「第2SI部」は現場事務所向けにパソコンやIT機器のサポートをされているんですね！
お二人は部署内では、どのようなことを担当されているのですか？

伊藤さん
「自分が担当する10社ほどのお客様からいただく、故障や不具合などのサポート対応や、パソコン導入時の設定作業がメインの業務です。また、修理をしていただく提携業者さんとの調整も行っています。また、タブレットのレンタルについても担当しています。」

佐藤さん
「システムを導入している現場事務所からいただく、トラブルや不具合に関するサポート業務が多くを占めています。また、ご要望や現場環境に合わせた機器設定、機器の設置を担当する現地の業者さんとの調整なども行っています。」

IT機器の導入設定だけではなく、その後の保守に関わる問い合わせにも親身に対応されているんですね。
お話を聞く限りとてもお忙しそうな印象ですが、1日のスケジュールはどのような感じでしょうか？

伊藤さん
「当社の就業時間は8:30〜17:30、休憩は12:00〜13:00の1時間です。1日のスケジュールは、日によって変動が多いですね。特に週初めにお問い合わせが多く、一日中お客様からのお問合せ対応に追われていたこともありました。多い時ですと、1日20件以上いただいた時もあります。また、1つの案件で2〜3時間対応していることもありますね。問い合わせ対応が少ない日は、毎月発生するパソコンの入れ替えのために、設定に関わる諸々の処理や、お客様向けに準備の案内の作成、発送の流れの確認をしています。担当しているお客様との打ち合わせが入る時もありますね。」

佐藤さん
「私も、忙しい時は一日中お客様からのお問合せ対応に追われていますね。また、新しい現場事務所の設置に伴うシステム導入の申請対応で、一日が終わる時もあります。落ち着いている日は、現場の方からの要望を実現させるために、商材の調査や、現場に合わせてデモ機を取り寄せて設定してみたりしています。」

お二人とも、とてもお忙しそうですね...！
もちろん、残業もされていますよね...？

伊藤さん
「どうしても残業はありますね。それでも、私の月の平均残業時間が7〜8時間なので、業界でよくある夜遅くまで残業するようなことはほとんどないです。忙しくなければ、定時で退社できますし。突発的な休日出勤もほとんどありませんし、休日出勤しなければいけない場合も、代休はしっかりとれます。」

佐藤さん
「残業はありますが、一般的な平均残業時間よりは少ないです。私の場合、月の平均残業時間は10時間程度ですね。」

なるほど！想像以上に働きやすい環境ですね。メリハリがしっかりされているように感じます。しっかりお休みもとれているようですし。
仕事のやりがいだったり、この仕事をしていてよかったエピソードってありますか？

伊藤さん
「やはり、お客様のお困りごとを解決できた時は嬉しいですね。『ありがとうございます』と感謝の言葉をいただいた時は、解決できてよかったなぁと一安心します。最近あった出来事として、データの復旧対応ですかね。うまく復旧できたこともあり、一番感謝されました。」

佐藤さん
「現場事務所の開設日に合わせて、ネットワーク関連の整備ができた時が一番やりがいに感じます。ご依頼をいただいて3営業日以内に開設できた時は、『間に合わせてくれて、とても助かった！』と感謝の言葉をいただきましたね。社内のみなさんや、いつもお世話になっている業者さんに助けられながらも、間に合わせることができて、本当によかったです。」

お客様の要望に応えられたり、お困りごとを解決できた時が一番やりがいに感じますよね。
逆に、お仕事で大変だったことはありますか？

伊藤さん
「パソコンのOSのアップデート関係には、いつも苦労しています。最新のものですと、不具合に関する情報が出回っていないことが多いので、自分で手探りで原因を探し不具合の修正を行っています。最近の事例では、プリンターの不具合についての問い合わせでした。すぐに不具合は解決できたのですが、OSのアップデートが原因だとわかったのが、お問合せから1ヶ月後でしたね。本当に大変でした。」

佐藤さん
「自分が経験したことのないお問合せ内容や、自社では実現できない技術のお問合せがあった時ですね。上司に相談してアドバイスをしてもらいながら進めています。わからないことがあってもお客様を待たせないように心がけています。レンタルしている機器で電子ホワイトボードも取り扱っているのですが、スペースの限られた現場事務所内にIWB（電子ホワイトボード）を設置したいというお客様の要望に応えるため、協力会社の方と打合わせを重ね、スタンドではなく壁付での設置を実現するなど試行錯誤したのは、大変でしたね。」

IT機器を取り扱っているからこその、大変なエピソードですね。最新の情報だったり、特殊な機器の設置など、確かに大変そうです。
そんなお二人がお仕事をされる上で大切にされていることが知りたいです。

伊藤さん
「お客様からお問合せがきた時、お客様にしっかり伝わるように心がけています。特にIT機器の場合、専門用語が多いんです。社内では伝わっても、お客様には伝わるとは限らない。ITにそこまで詳しくない方にも伝わるように、言い回しや表現を工夫しています。」

佐藤さん
「期限を守ることを一番意識しています。お問合せのサポート量が多いことや自身の忙しさは、お客様には見えません。だからこそ、お客様の要望にしっかり応え、信頼関係を築くことを大切にしています。そのためにも、業務時のムダを削って、要望に応えられるように工夫しています。無理と言わないようにしていますね。」

ITだからこそ意識されていることや、忙しいからこそお客様と真摯に向き合う姿勢は、私自身もとても勉強になります。
少しお話が変わりますが、部署の雰囲気など教えてください。

伊藤さん
「部署の人数は6名（男性5名、女性1名）で、優しい方が多いですね。問い合わせ対応でわからないことがある時は、すごく相談しやすいです。年代も下は30代、上は60代と幅広いですが、世代間のギャップはあまり感じません。仕事柄、常に新しい情報をキャッチアップしていかなきゃいけないので、自然と会話の話題は一致するんですよ。」

佐藤さん
「部署の人数は5名（男性4名、女性1名）で、経験豊富な方が多いです。優しく仕事のことを教えていただけているため、とても仕事をしやすい雰囲気ですね。あと、休みの日は各々の趣味を楽しんでられる方が多いです。」

みなさん優しい方が多く、お仕事がしやすい雰囲気なんですね！やはり、いつでも気軽に相談できる雰囲気は、仕事をする上で大切だなと感じます。
ちなみに、上司の方はどんな方ですか？

伊藤さん
「すごく優しくて、面白い方です。元々、フクダグループの道路工事業の会社にいらっしゃった方で、全国各地の現場の思い出話をしてくれることがありますね。建設業のお話をお聞きできて、新しい世界を知ることができています。」

佐藤さん
「私の上司も優しい方ですね。1人は車が好きな方で、私も車が好きな方なのでよく趣味の話で盛り上がります。もう1人は、テニスが好きな方で、部署内の先輩とよく2人で普段テニスを楽しんでいると聞いたことがあります。」

上司の方が優しいからこそ、部署内の雰囲気もコミュニケーションが取りやすいのかもしれませんね。

部署のお仕事や日々の業務が多岐にわたる、伊藤さんと佐藤さん。常にお客様からのお問合せに対し「どう解決するか？」に真摯に向き合われていると、お話をお聞きして感じました。その根底には、いつでも相談しやすい部署の雰囲気や、上司の方の優しさがあるのではないかと感じます。また、しっかりとしたワークライフバランスがとれていることも、理由の一つかもしれません。

新しいものに触れることが、結果仕事につながる

お二人とも中途採用で入社されているとお聞きしました。
元々はどんなお仕事をされていたのでしょうか？

伊藤さん
「大学卒業後に一度体調を崩してしまって、入院していまして。退院後は無理のかからない程度でスーパーや飲食店でアルバイトをしていました。」

佐藤さん
「同じフクダグループの土木工事業の会社で新卒から5年間働いていました。建設業界の企業でしたが、2年間は社内システムの管理、3年間は経理の仕事を経験しました。」

お二人とも、異業種からの転職だったのですね！
アイティーサポートさんへ入社したきっかけを教えてください。

伊藤さん
「元々、大学では情報工学系の学部にいましたし、趣味でパソコンを自分で組み立てていたこともあり、IT業界を中心に見ていました。アイティーサポートを知ったのは、知人からの紹介でしたね。最初はアルバイトとして入社し、その後正式に正社員として採用いただきました。」

佐藤さん
「別の会社で仕事をしてみたいと思ったのが、一番のきっかけですね。ただし、転職するとしてもフクダグループ内の企業で考えていました。その時、建設業界が多い中で、唯一異業種であるアイティーサポートを知りました。前職在籍時に一緒にお仕事をしていたこともあり、すんなり決まった記憶です。あ、結婚したのも転職のきっかけですかね。」

お二人ともきっかけが違うのもまた興味深いですね。
入社前と入社後でアイティーサポートさんへのイメージの変化はありましたか？

伊藤さん
「入社前は、IT関係の会社と聞いていたので、パソコンに向かって黙々と仕事をするのかなというイメージでした。しかし入社してみると、お客様とのコミュニケーションの多さに驚きました。最初は尻込みすることも多かったですが、徐々に慣れてきて仕事もしやすくなりました。」

佐藤さん
「入社前と入社後のギャップはあまり感じなかったですね。前職でも関わりがあり、信頼できる会社といったイメージでしたが、入社してもそこは変わりなかったです。強いていえば、お客様からの声を聞く側にまわったことですかね。今まで、社内間の仕事のみで、社外のお客様と関わるのはアイティーサポートが初めてでした。予想はしていたのですが、電話がかかってくる数の多さにはびっくりしました。」

“IT”と聞くと、確かにパソコンに向かって黙々と仕事をするイメージがありますね。お客様とのコミュニケーションの多さは、私もお話をお聞きして驚いた部分でした。
ちなみに、現在在籍している部署はどのようなかたちで決まりましたか？

伊藤さん
「どの部署に配属されるかは、あらかじめ募集要項に記載もありましたし、面接時にも伝えられてました。」

佐藤さん
「元々、経理部門で募集が出ていたので応募したのですが、面接時に経理部門に別の人が決まったと言われまして。もしよかったら、ネットワーク環境の構築をやってみないかと提案されたのが、今の部署に入ったきっかけですね。」

基本的には、事前にどの部署に配属になるのか決まっていることが多いのですね。
お仕事をされてきた中で、「こんな人が向いている」「こんな人と一緒に働きたい」などあれば、教えてください。

伊藤さん
「仕事の根本的な部分は、お客様の問題を解決するところにあります。そのため、自分で調べたり、周りの人に聞くことが普段からできる人は向いていると思います。『問題を解決したい！』という行動が苦にならず、やりがいを持っている人と仕事をしたいです。」

佐藤さん
「新しい機器や技術に興味がある人は向いていると思います。IT機器を取り扱っているため、常に新しいものが入ってきます。実際に触れてみて面白みを感じられたら、お客様への提案にもつながりますしね。」

やはり、「お客様の課題を解決したい！」という想いに共感できる人が、一番向いていると言えるかもしれませんね。
最後に、アイティーサポートさんでお仕事をする魅力について、お話いただけますか？

伊藤さん
「佐藤からもありましたが、最新のIT機器に触れることができるのは魅力だと思います。最新の機器を試すことができる環境が、結果として仕事に繋げることができますしね。新しいといえば、オフィスが新しいことも魅力です。ドアがソフトクロージングの仕組みになっているので、静かで作業に集中しやすい環境です。」

佐藤さん
「新しい情報のインプットやサービス全体の向上に力を入れていることでしょうか。また、年齢関係なく発言しやすい環境でもありますね。週に1回、部内の定例ミーティングがあるのですが、上司から意見を求められることが多いです。そして、意見も反映されやすい。少人数のチームだからこその魅力かもしれませんね。」

今回のインタビューを通じて感じたのは、「目の前のお客様の問題を解決し、IT機器で仕事の効率化を推し進める」ことを大事にされているのかなと感じました。特に佐藤さんの、「前職時代に一緒にお仕事をしていて、とても信頼のおける会社だった」という言葉が一番アイティーサポートの魅力を表現していると思います。会社の魅力はもちろん、社内の雰囲気やどんな方が働いているか、深いところまでお聞きすることができました。