趣味に携わる仕事で充実のライフワークバランスを目指す

新潟市中央区、紫竹山インターチェンジを降りてすぐ。ハーレーダビットソン、BMW、ドゥカティ、トライアンフ、ホンダ、ヤマハ、カワサキ・・・数々のメーカーのエンブレムが大々的に並ぶ圧巻の光景。黒を基調にした店舗は外観も内装も格好良く、高級感と遊び心が両立された店内ディスプレイは見る人の心をワクワクさせます。

アルファは県内で10店舗を構えるビッグバイクグループであり、公式認定ディーラーとして信頼と実績を兼ね備えた企業です。現在ではその知名度から県内外問わず、全国から注文が来ています。

今回インタビューに応じてくださったのは、入社1年9ヶ月、アルファ長岡店で営業を行なっている松尾 隼杜さん。そして入社1年1ヶ月、ホンダドリーム長岡店で同じく営業を行なっている丸山 祐樹さんです。

趣味に携わる仕事で充実のライフワークバランスを目指す

早速ですが、営業というお仕事の具体的な内容を教えてください。

松尾さん
「業務は主に販売に関すること全般です。お客様へのご対応、それに付随するデスクワーク、そしてインターネット上への商品掲載やSNSへの投稿などです。」

丸山さん
「ご来店いただいたお客様やお問い合わせのあったお客様に、どういったバイクがいいかのご提案や見積書の作成、そして納車までの段取りや納車の手配も行います。店舗は違いますが、営業としての業務は2人とも同じ内容だと思います。」

丸山さんはホンダドリーム長岡店に勤務されているとのことですが、お店で取り扱うのはホンダ車のみでしょうか？

丸山さん
「はい、そうですね。アルファの店舗ですと色々なメーカーを取り扱っていますが、自分のいるホンダドリーム長岡店ではホンダ車のみとなります。」

店舗間の異動はありますか？

丸山さん
「異動はありますが、全て相談の上で異動となります。いきなり指示が来て、必ずそれに従わなくてはならない、といったことはないです。本人の状況を見て、納得した上でですね。また、長岡の店舗からは長岡の店舗へ、と地域間での異動になるよう配慮してくれています。」

業務の1日の流れはどういったものでしょうか？

松尾さん
「始業は9時30分ですが、10時00分から開店するため、店舗のスタッフは9時15分頃に出社していることが多いですね。そして閉店が18時30分で、終業は19時15分です。休憩は75分間あります。出社してまずは開店の準備を行います。アルファの店舗の外には沢山のバイクが並んでいますので、これを並べることから始まります。」

店舗の外には、沢山のバイクが格好良く美しく並んでいます。壮観な光景ですが、1台1台はとても重そうです・・・。

松尾さん
「最初は扱いに不慣れで、手間取ることも多くありましたが、今はもう慣れてスムーズに扱えるようになりました。バイクの扱いは、やはり慣れだと思います。」

開店後のお仕事の流れは決まっていますか？

丸山さん
「日によって業務内容が変わるので、決まったルーティーンというのはありません。お客様がいらっしゃったら対応し、合間を見てデスクワークを行います。」

松尾さん
「やはり週末はご来店されるお客様が増えます。特に点検や修理といったご依頼が多く、週末はその対応がメインとなります。」

なるほど、お客様は週末がお休みということが多いからですね。繁忙期はありますか？

丸山さん
「やはり春先は忙しくなります。雪が溶けて、皆さんバイクに乗り始める時期なので。そして真夏の暑い時期は一旦落ち着いて、秋口になるとまた忙しくなってきます。」

やはりバイクに乗る方たちの動向に合わせて、忙しくなるのですね。休日や残業状況について教えてください。

松尾さん
「店舗の休日は毎週火曜日と第2、第3水曜日です。店舗スタッフもそれに合わせて休日となります。その他、月に1日、好きなタイミングで休日を取ることが出来ます。残業は店舗や人によるかもしれませんが、自分の場合はほとんど無いですね。」

丸山さん
「自分もありません。もちろん個人の仕事の進捗状況によると思いますので、終わらない場合には残業になると思います。」

松尾さん
「休日や終業後に電話がかかってくる、といったこともありません。完全にプライベートと仕事は分けられています。ですので、私は退勤後の時間や休日では、プライベートを充実させることができています。」

接客業では、「休日でもお客様からの問い合わせ対応で連絡が来る」というお話や、営業終了後も事務処理で残業が多い、といったお話を聞くことが多いですが、そういったことがほとんど無いのは魅力的ですね。

アルファにご入社される方は、元々バイクが好きな方や、プライベートでもバイクに乗られる方が多いのでしょうか？

丸山さん
「そうですね、やはり店舗スタッフはバイクが好きな方、興味がある方が多いです。でも、普段はあまり乗らない方や、免許を持っていない方もいますよ。自分は入社前からバイクに乗っていて、今も休日は乗っています。本格的に乗り始めて3、4年目くらいだと思いますが、その間にも何台か愛車を変えてきました。」

そう話す丸山さん。実は本日、新しい愛車が納車される日だそうです！
待ち遠しい気持ちで、今もドキドキされていらっしゃるのではないですか？

丸山さん
「そうなんですよ！けっこうソワソワしています。私自身こういう体験があるので、納車日のお客様の気持ちも、すごく分かると思っています。」

取材を通して1番、と言っても過言ではない、嬉しそうな様子で話してくださりました。そんな丸山さんですが、「これが1番！」と思えるバイクを現在模索されていて、社内で先輩方に相談することもあるそうです。趣味に携われる仕事に就くメリットが、このような場でも見受けられました。

松尾さん
「私は元々乗り物全般が好きでしたが、入社前はバイクに乗った経験はありませんでした。私のように、バイクに乗った経験が無い方や、バイクの知識が無い方でも、問題なく働けると思います。そもそも、バイクには本当に色々な種類があって、入社時点で全てを熟知している人はまずいません。入社後に研修が3ヶ月間あり、そこで色々と教えてもらえますし、その後も店舗で先輩の方々に教えてもらいながら、日々学んでいくことが出来ます。」

丸山さんとは対照的に、松尾さんは入社当時、バイクの免許は持っていなかったそうです。お二人のお話にある通り、免許がない方、そもそもバイクへの知識や興味を持っていない方でも、働いていくうえで支障はないそうです。むしろ、環境や働き方に魅力を感じる方にも、ぜひ応募してほしいとのこと。

丸山さん
「店舗によって雰囲気は違うかもしれませんが、やはり皆さん好きなものが同じなので、話しやすく和気藹々としている、というのは全体的に感じます。中には、店舗スタッフ同士でツーリングに行くお店もあるみたいです。歳の離れた先輩方とも、分け隔てなく話が出来るので、何かあったらすぐ相談することが出来ます。自分も最初は分からないことばかりでしたが、店舗というチームで業務を進めていく形なので、沢山支えてもらいました。店舗の皆さんはとても個性的ですが、それでもチームとしてまとまっているので面白いですよ。」

スタッフ同士の関係性、雰囲気の良さの要因の1つに、「アルファでは個人のノルマが設定されていない」ということが考えられます。販売に関してもお客様のサポートに関しても、目標を達成するために店舗のチームで考え、こなしていく形だそうです。もちろん、個人の担当業務というものはありますが、「どうしたらいいのか？」といった状況になった時は、チーム全体で解決し、前に進んでいくそうです。

何のために販売を行うのか

お二人とも転職で入社されており、以前は違うお仕事をされていたそうですが、この業界、そしてアルファを選んだ決め手はどういったことでしょうか？

松尾さん
「自分が以前に勤めていた企業は、いわゆる大企業と言われる企業でした。日々のルーティンが決まっていて、それを繰り返す日々でした。沢山の社員がいて、自分はその中の1人だったわけですが、いくら頑張ってもその頑張りを認めてもらえない状況で、そこに納得がいかない自分がいました。そんな中、求人サイトでアルファを見つけて、説明を聞きに行きました。話を聞く中で、自分の頑張りを認めてもらえるという企業の姿勢や、ワークライフバランスに魅力を感じて応募しました。」

丸山さん
「自分はバイクに関する仕事をしようと決めていました。インターネット求人サイトで探していて、バイクに関連する求人は沢山あったんですけど、新潟県内で働き続けられる企業は少なかったんです。県外転勤が当たり前のような状況でした。アルファではそういうことはないですし、何より全メーカーを取り扱っている、というのはとても大きかったです。」

全メーカーを取り扱う、というのは企業自体が信頼と実績があるという証になりますね。
就職される際の試験や、入社前と入社後のイメージの変化はいかがでしょうか？

丸山さん
「企業見学、履歴書による書類選考、その後の試験は面接だけでしたね。とても親しみやすい印象でした。イメージも特に変わりはないですね。皆さんとても温和で話しやすく、楽しい人ばかりですよ。」

松尾さん
「自分も試験の流れは同じでした。私の場合は、店舗の営業はもっとギスギスしている様なイメージがありましたね。ノルマによる数字の奪い合いや、社員同士の探り合いというか・・・。ただ、実際は全くそういったことはありませんでしたね。入社以前は不安もあったのですが、取り越し苦労でよかったです。」

お二人は入社されて１年が過ぎましたが今までで印象的に残った出来事や、やりがいを感じた出来事はありますか？

丸山さん
「そもそも、日々の販売自体がとても楽しいです。お客様も笑顔で楽しそうにお買い物をされるので、自分自身も自然と笑顔になります。お客様の中には『これが欲しい』と既に決まっている方もいらっしゃれば、『何を選んだらいいのか分からないけれど、バイクが欲しい』という方もいらっしゃいます。その中で、30年ぶりにバイクに乗ろうと思っている、というお客様の接客をさせていただいた機会がありました。どういったバイクを買うか、全く決まっていない状況だったのですが、価格帯やどんな乗り方をしたいのか、好みをヒアリングさせてもらいまして。色々なバイクを探して提案しながら、お客様と一緒に探して、そこから納車に繋がりました。もちろんそれだけでも嬉しかったのですが、後日アフターサービスの入店の際にも自分の名前を率先して呼んでくださりました。頼りにしてくれている、というのが直に感じられて、本当に嬉しかったですね。」

松尾さん
「自分はやはりお客様の納車の日が一番やりがいを感じますね。達成感があり、またお客様が嬉しそうな様子を見ると、自分も嬉しいです。お客様との接客には、日々の生活に生かせる学びがたくさんあります。自分の成長に繋げられているのでその点でもやりがいを感じますね。」

お客様と接する業種になりますが、やはりそういう点ではコミュニケーションが得意な方が向いていますか？

松尾さん
「コミュニケーションが得意、というよりも、やはり責任感を持って仕事に取り組める方が向いているのではないかと思います。仕事上バイクの知識ももちろん必要になってきますが、それは日々の業務や、先輩方やチームのメンバーから教えてもらうことで学べます。仕事や知識に対する意欲や積極性も必要ですが、それら全てに繋がるのは、お客様のことを考え、責任を持って仕事をする姿勢だと思います。」

丸山さん
「先ほどもお伝えした通り、店舗スタッフ全員が免許を持っていたり、普段からバイクに乗っていたりする方ばかりではありません。でも、チームとして、しっかりと仕事をして販売しています。それは皆さん、やはりお客様への想いからだと自分も考えます。」

お店にいらっしゃるスタッフの方々には、様々な経歴や趣味嗜好の方がいらっしゃるそうです。全員が全員、同じようにバイクの知識や経験を持つ必要性はなく、チームで一丸となってお客様のために仕事をしっかりとする。という点に関しては、皆さん同じ想いを持っていらっしゃいました。

インタビューに同席されていた、アルファで常務を務める山﨑さんが「性格ではなく、人格で営業をして欲しいと思っている」とお話しされていたのが大変印象的でした。
実際、バイクに関する経験を持っていなかった松尾さんも、現在では営業としての業務をしっかりとこなしていらっしゃいます。ですが、「プライベートの時間までお客様と接するモチベーションやテンションではいないですよ」と笑って話します。
何のためにバイクを販売するのか？それを考えると自ずと仕事の姿勢、そして店舗の在り方も定まっていくのが分かります。

「何にでも言えますけれど、好きな物を仕事にした時、壁にぶち当たるとそれが嫌いになりがちです。でも、順調に進めて行くことが出来ると、ずっと好きでいられます。」山﨑さんはこういったこともお話しされていました。

ずっと好きでいられる様、業務をチームで進めていく。それはバイクだけにとどまらず、お客様について、営業の仕方についてなど、多方面で日々学び、成長していく。全国からの注文が絶えない新潟のオートバイの複合ディーラー、株式会社アルファ。その信頼と実績の理由の一つを知れた気がしました。