新潟市中央区に本社を構える株式会社千代田設備。給水・給湯・排水・空調など、人間が生活していく上で欠かせない、水回りのライフラインの設備工事を手掛けています。青年技術者の技能レベルを競う「技能五輪」や、「技能グランプリ」で優勝した社員が25名と、技術力の高さを評価されています。

今回、お話をお聞きしたのは、2024年に入社した宮崎さん。施工管理としてのお仕事についてや、なぜ株式会社千代田設備へ入社したのかについて、お話をお聞きしました。

文系でも活躍できる、企業の優しい雰囲気

- 宮崎さんの具体的なお仕事の内容について、教えてください。

宮崎さん
「建築設備部で施工管理を担当しています。現在は、一つの現場の施工管理を任されており、職人さんと共に、安全かつ円滑に工事が進むよう、日々奔走しています。工程表の作成、安全パトロール、品質管理など、幅広い業務を担当し、施工物の完成を目指しています。」

- すでに現場を一つ担当されているんですね！
次に、実際の1日の仕事の流れをお聞きしたいです。

宮崎さん
「定時は8時ですが、毎朝7時30分に会社もしくは現場に到着し、朝礼でチームメンバーと今日のスケジュールを確認、ラジオ体操で一日を始めます。そして午前中は、現場では、職人さんと協力しながら、建物の構造が設計図通りに作られているかなどを確認し、進捗状況を管理しています。会社にいる時は、図面や工程管理表を作成したり、図面を修正したりします。お昼は、お弁当を食べながらゆっくり自分の時間を過ごすことが多いです。午後も午前と同じような流れですね。終業時間は17時ですが、帰る時間は仕事の進捗状況によってバラバラです。」

- 朝早いですね！また、朝礼後のラジオ体操を現場だけでなく、社内でも実施することに驚きました。
帰る時間はバラバラとのことで、残業はあるのかなと思いますが、もう少し詳しくお聞きしたいです。

宮崎さん
「業務の状況によって変動します。早く自分の仕事が終わった時は、定時で上がることもありますね。もちろん、残業することもありますが、会社から残業を強いられることはありません。休日出勤もありませんので、プライベートの時間を大切にしながら働いています。」

- 自分の仕事の進捗次第というところでしょうか？プライベートもしっかり確保できるのはいいですね。
実際の業務をされていてやりがいを感じるのはどのようなことですか？

宮崎さん
「竣工を迎えた時の達成感は格別です。先輩が担当する現場に同行していた時期は、まだあまりやりがいや達成感はあまり感じることがありませんでした。ですが、自分が担当を持つようになってからは、建物ができてくるとワクワクすることが多くなりましたね。あと、これは弊社の仕事ならではですが、配管が隠れてくると、工事が進んでいるなという感覚になりますね。自分が携わった建物が街の風景の一部となり、多くの人々に利用されているのを見ると、この仕事を選んで本当に良かったと感じます。」

- やはり完成して無事に終わった時が、一番やりがいを感じますよね！
逆に大変だなと感じることはありますか？

宮崎さん
「施工図の作成は私にとって大きな課題です。文系出身ということもあり、最初は戸惑うことも多かったのですが、先輩社員に丁寧に教えていただきながら、少しずつ慣れてきました。図面は建物の設計図そのものなので、少しでも間違いがあると、後の工程に大きな影響を与えてしまうため、慎重に作業を進めています。」

- 文系出身者にとって、初めての図面作成は四苦八苦しそうなイメージです。ですが、周りの先輩社員さんのサポートがあれば、どんどん成長できそうですね。
次に、仕事をする上で大切にしていることはありますか？

宮崎さん
「仕事をする上で大切にしていることは、まず『誠実さ』です。一度決めたことは最後までやり遂げ、周囲に迷惑をかけないよう、常に責任感を持って行動することを心がけています。また、『丁寧さ』も大切にしています。図面作成だけでなく、お客様や協力会社の方々とのやり取りにおいても、丁寧な言葉遣いを心がけることで、良好な人間関係を築くことができると考えています。」

- 一度決めたことを最後までやりきるのは、とても大事ですね。丁寧なコミュニケーションを意識されているのは、意外と大変だなと感じます。
今後の目標はありますか？

宮崎さん
「今は先輩社員のサポートを受けながら、現場を担当していますが、ゆくゆくは自分一人で現場を任せられるようになりたいです。そのために、資格取得を目指しています。資格を取得することで、より幅広い業務に携わることができると考えています。また、資格によって手当がつくのも嬉しいポイントです。そのため、周りの先輩にどんな資格を取った方がいいか聞き、時期が来たら取得を目指していこうと考えています。」

- 早く一人前になりたいという目標、とても素敵です！また、資格取得によって手当がつくのも、これからのいいモチベーションになりそうですね。
少し話は変わりますが、部署内の雰囲気や一緒に働く方達の人柄はどうですか？上司の方のお話もお聞きしたいです。

宮崎さん
「在籍している建築設備部には、20人前後の社員がいます。意外だったのは、半分くらい20代の社員が占めていることですね。とても若いです。男女比でいうと、業界柄8割が男性です。少ないですが、女性の社員もいますよ。また、とにかく優しい先輩が多いです。些細なことでも、なんでも聞きやすい雰囲気で、とても仕事がしやすいです。一緒にご飯も行ったりしますね。上司は、困ったことがあれば、気軽に相談できる雰囲気で、とても感謝しています。時には厳しく指導してくださいますが、それは私を成長させたいという思いからだと感じています。」

宮崎さんのような文系出身者が、施工管理で活躍されていることを知り、とても興味深く聞かせていただきました。特に、図面作成の苦労話が印象に残りました。しかし、先輩社員の方々のサポートもあり、着実に成長されている様子が伺えます。会社全体の雰囲気も、風通しが良く、働きやすい環境ですね。文系出身者でも、自分の強みを活かして活躍できる、素晴らしい会社です。

『地域や人の役に立てる』が入社の決め手

- 就職活動時のお話をお聞きします。就職活動をされていた際、企業選びの軸などはどのように考えていましたか？

宮崎さん
「大学時代は県外の大学に通っていたのですが、卒業後は地元の新潟に戻り、地域に貢献したいと考えていました。東京などの都会よりも、新潟の方が自分にとって暮らしやすいなと思ったので。企業を選ぶ上で重視したのは、『自分がやりがいを感じられそうな仕事』『人の役に立てそうな仕事』です。就職活動を始めた頃は、業界業種問わず様々な企業の会社説明会に参加しました。まあでも、人と会話をしながらできる仕事が一番の軸でしたね。」

- 元々新潟へのUターンを考えてらっしゃったんですね！また、最初は業種業界は絞らずにみていたということに驚きでした。
千代田設備さんとの出会いは、どのような経緯でしたか？

宮崎さん
「最初の出会いは、大学3年生の冬に就職情報サイトで千代田設備さんを見つけたことでした。第一印象は、実家から近いことでしたね。その後、親戚に現場仕事の人が多かったため、就活の相談をする中で、設備関係の仕事により興味を持ちました。説明会を通じて、水道や空調など、私たちの生活に不可欠なインフラを支える仕事をしているという点が印象に残りました。社員の方々の話を伺ううちに、地域に貢献できる仕事だと感じ、この会社でなら自分の力を活かせるのではないかと思い、選考に進むことを決めました。」

- 偶然の出会いから、話を聞いてみて魅力を感じていったんですね！
ちなみに、他の企業も見てらっしゃったんですか？

宮崎さん
「新潟県内の様々な企業の説明会に参加しました。金融機関やIT企業など、幅広い業界の企業を見て回り、少しでも興味を持てたら選考に進んでいました。正直、なかなか内定が出ずに苦労することもありましたが、諦めずに様々な企業と出会う中で、自分にとって何が大切なのか、何をしたいのかが明確になっていったように思います。」

- 本当に色んな業界を見てらっしゃったんですね！就活に苦戦すると辛いですよね。
選考の話が出たので、千代田設備さんの選考で印象に残っていることはありますか？

宮崎さん
「千代田設備の選考では、面接官の方々がとても温かく迎えてくださったことが印象に残っています。まるで親しい人と話しているような、リラックスした雰囲気の中で面接を受けることができ、自分のことを正直に話すことができました。」

- リラックスした雰囲気で臨める面接は、自分の力を出しやすかったでしょうね。
入社の決め手は何でしたか？

宮崎さん
「雰囲気のよさが、1番の決め手でした。特に、面接を通して、会社の風通しの良さや、社員同士の仲の良さを感じることができて、安心して働くことができる環境だと確信しました。また、先輩社員の方との座談会で、仕事に対する情熱を持っている姿を見て、一緒に働きたいとも感じたことも、入社を決めた理由の一つですね。」

- やはり、雰囲気の良さを感じたり、この人と一緒に働きたいと思えたりすると、決め手になりますよね。
内定後はどのように過ごされたんですか？

宮崎さん
「内定後は、会社から送られてきたビジネスマナーに関する書籍を参考に、社会人としての基礎知識を身につけようと努めました。また、少しでも仕事のことを知りたいと思ったので、業種は違えど、親戚や親に仕事の流れを聞いて、情報収集もしていました。」

- 事前に会社からビジネスマナーに関する本が送られてきていたんですね。勉強熱心さを感じました。
入社時の研修はいかがでしたか？

宮崎さん
「入社してから最初の1週間は、ビジネスマナーや会社のことについて学びます。その後は、1ヶ月ほど全部の部署をローテーションして、どこの部署にいくか選ぶお試し期間がありますね。様々な部署を経験することで、会社の全体像を把握することができ、自分がどの部署で活躍したいのか、具体的に考える良い機会となりました。一通り部署を回ってから正式な配属になります。1ヶ月後は選んだ部署に配属という流れです。最終的に、私は建築設備部を選びました。理由は、現場で働く職人の方々と直接コミュニケーションを取りながら、仕事を進めるのが合っていると感じたからです。」

- 全部の部署のお試し期間があるのはいいですね！部署によるミスマッチも少なくなりそうです。
ちなみに、入社前と入社後でギャップを感じましたか？

宮崎さん
「入社前に感じた会社への良い印象は、入社後も変わりませんでした。むしろ、実際に働いてみて、社員同士の仲の良さや、風通しの良い社風を一層強く実感し、改めてこの会社で働いて良かったと感じています。」

- 入社前のイメージ通りだったのはいいですね！
入社してから感じた、千代田設備のいいところを教えてください。

宮崎さん
「とにかくいい人ばかりです。わからないことがあれば気軽に相談もできますし、本当に仕事をしやすい環境だなと感じています。これからキャリアを重ねていく上で、いい部分ややりがいが増えてくるのではと感じますね。」

- やはり、いい人が多い環境だと、仕事もしやすいですよね。また、宮崎さんのこれからのご活躍も楽しみです。
最後に、どのような人が千代田設備に向いているか教えてください。

宮崎さん
「積極的にコミュニケーションを取れる人が活躍しやすいと思います。特に、建築現場は様々な人と関わる機会が多いため、コミュニケーション能力は非常に大切です。具体的には、相手に自分の考えをしっかりと伝えられること、そして相手の話をしっかりと聞くことができる人が向いていると思います。また、日々変化する現場に対応するためには、柔軟な対応力も必要ですね。」

元々新潟へのUターンを考えていた宮崎さん。千代田設備さんとの出会いは偶然だったというところが、まずは印象的でした。決め手は社内や働く人の雰囲気というのも、とても素敵だなと感じます。内定後から、ビジネスマナーを学べるのは、とても良いと思います。また、全部の部署を経験してから希望する部署への配属など、ミスマッチを防ぐ工夫もされているなと感じました。

宮崎さんのお話を通して感じた千代田設備さんの魅力は「人の良さ」。お話をお聞きしている際に、別の社員さんが通りかかった時のたわいのないコミュニケーションからも、人柄の良い社員さんが多そうだなという印象を受けました。地元への貢献はもちろん、一緒に働く人を重視して就活をされている方には、ぜひおすすめしたい企業さんです。