家づくり・住まい探しに携わる

まずは、お二人のお仕事内容についてお聞かせください。

田中さん
私は、「オフィスHanakoでお家を造りたい」と思ってくださったお客様のお家造りをサポートする仕事をしています。お家造りの資金繰りや住宅ローンのご相談対応、土地探しのサポートです。土地探しは、様々な法律の規制もあるため、家づくりの際にトラブルが発生しないよう、注意深く調べなければいけないことが多いです。

小玉さん
私はハナコ不動産で、不動産仕入れ営業に従事しています。ハナコ不動産の業務は、不動産の販売業務と土地や物件の仕入れ業務の大きく2つに分けられますが、私は仕入れ業務をメインに行っています。土地や物件の仕入れ交渉を行い、仕入れ後はハナコならではのリノベーションを加えて商品化していきます。時には販売業務も行うので、土地や物件を探しているお客様と、売りたいお客様をお繋ぎするような仕事です。

ありがとうございます。1日のスケジュールはどのような流れでしょうか？

田中さん
始業は8時50分です。出社したら、まずは清掃とミーティングを行います。9時過ぎから業務に取り掛かりますが、平日と土日で主な業務は変わってきます。
平日であれば、商談やイベントの準備、会議がメインです。週末の商談の資料作成や、問い合わせのあったお客様への対応や連絡、週末のイベントの準備や集客の進捗確認といった業務ですね。また、部下の進捗状況確認や営業のロールプレイングを行う日もあります。会議には、社内の広報部門のメンバーと行うお客様獲得に関する会議や、営業会議があります。
土日は商談がメインです。モデルハウスで行います。1件につき2時間程度の打ち合わせとなるので、午前1組様、午後2組様の計3組様と1日でお会いすることが多いです。
お昼休みは1時間あるのですが、なんと当社では給食がでます！給食のおばちゃんのような専属のスタッフがいるので、季節の食材をたっぷり使った給食が食べられます。和食、洋食、中華と日ごとのバラエティーに富んでおり、栄養バランスもバッチリなので、魅力の一つです。
定時は17時50分で、そのまま18時頃に上がれることが多いです。日によっては目標数字の管理や確認、コンサルティングの方との打ち合わせで残業となる場合もありますが、20時には社内のブレーカーが落ちるため、業務で仕事が遅くなっても19時半には帰るように努めています。

小玉さん
朝の流れは私も一緒です。その後は、基本的には自分でスケジュール組を行い、外出することもあれば、社内で業務に取り組む日もあります。平日は外出することが多く、仕入れのために業者様を回っています。業者様には、同世代の方もいれば大先輩の方もいて、いろいろな方と交流ができるのでとても勉強になります。世間話もさせていただきつつ、不動産の情報を頂いたら現地確認を行い、土地や物件の調査、リノベーション内容の打ち合わせを行っています。周辺環境やエリア、「どんなお客様をターゲットにしていくか」等によって、リノベーションの内容が変わるので面白いです。社内にいる時は、人気エリアの市場調査、仕入れの資金計画や利益計算、アポイントの日程調整を行っています。また、お客様からの問い合わせがあれば、随時対応していきます。
17時30分から1日の振り返りを終礼で行い、その後は残っている事務作業に取り組みます。退勤時間は日によりますが、月の平均残業時間は15時間程度です。お休みはシフト制なので、平日に休むこともあれば、土日祝日に休む時もあります。

お二人とも、日によってはお客様や業者様との商談が複数入るようです。家づくり・住まい探しといった、金額の大きな選択に携わるため、日ごろの下調べや準備を入念に行われているのですね。

お客様にも共に働く仲間にも誠実に

お仕事の中で、やりがいを感じる、印象に残っているのはどのような場面でしょうか？

田中さん
営業職として、やはり契約をしていただけた時が、最もやりがいを感じます。お家が完成して、お客様に引き渡す時は私も嬉しくなりますし、一緒に泣いちゃう時もありますね。また、部下が契約を取ってきた時も、とても嬉しいです。
印象に残っているのは、あるご夫婦とのエピソードです。平屋の住宅を建てたい、というご要望を何とか叶えたくて普段はお休みなのですが、お正月の三が日にも土地を探し続けました。結果、ご縁のある土地に巡り合うことができ、素敵なお家が完成しました。お引き渡しの際には「田中さんとお家づくりが出来て良かった」「田中さんと出会えたことが全てです」と言っていただけました。そのご夫婦には、今でも毎年欠かさずご挨拶に伺っています。

小玉さん
私も、リフォームやリノベーションが完了した物件を、お客様に引き渡す時がやりがいを感じます。また、仕事において誰かに頼られると嬉しいですね。上司から仕事を振ってもらえたり、自分にしかできない仕事ができると、自分の成長を実感できます。最近は部下から相談をされたり、頼られたりすることが一番のモチベーションですね。ですので、些細な変化も覚えておこうと意識しています。

やはり、実際にお客様に物件を引き渡して感謝の言葉をもらえた時やそれまでの努力や苦労が報われる瞬間が、やりがいを感じる場面なんですね。逆に、難しさはどのような点でしょうか？

田中さん
1年ほど前にお客様がお家を建てたいと地図を見せてくださった場所が、「どのような手段を使っても、違法建築になってしまうのではないか？」という場所だったことですね。法律の知識には自信があったのですが、難しい一件で下調べや段取り設定はとても大変でした。結果的には、問題を解消し違法建築にならずにお家を建てることができました。その際、「この土地で建築できるように一緒に頑張りましょう！と言ってくれて嬉しかった」とお言葉をいただき、お家が完成して喜んでくださる様子を見た時の感動も大きかったので、今となっては良い経験です。
社内業務では、私は人に仕事を振るのが苦手なので、これは克服していかなければ、と感じています。今は、簡単なものから振ることを心掛けています。

小玉さん
私は、入社してしばらく営業成績が上がらず、「営業は向いてないんじゃないか」と感じていました。ヒアリングや提案の仕方を工夫しても結果に繋がらず、悩んでいましたね。ただ、ふとした時から少しずつとれるようになっていきました。お客様と話す機会が増えたことや、ロールプレイングを繰り返し行っていたことが結果に繋がったのだと思います。結果が出ていない時でも、「1年目なんだから大丈夫」「これから期待しているよ」といった温かい言葉を、社長や先輩の方にかけていただけたことはありがたかったです。

ありがとうございます。お二人が働くうえで大切にしていることをお聞かせください。

田中さん
2つあります。1つは、約束を絶対守ることです。お客様はもちろん、部下からの依頼についても「○日までに対応する」といった約束を守るために、段取りは重視しています。
もう1つは、感謝と謝ることを大切にしています。これは、先輩になるほどに、大切なことだと感じています。何かリスケジュールを生じさせてしまった場合は謝る、協力してもらった時は感謝する。どうせ仕事をするなら、楽しく気持ちよく働きたいですからね。営業はマインドが成績につながる仕事だと思っていますので、笑って過ごせる部署であること、また私自身がムードメーカーとして部署を盛り上げることも大切にしています。

小玉さん
時間を守ることと、嘘をつかないことです。どのような仕事でも、信用を大切にしなければいけないと思っています。嘘はいつか発覚してしますので、自分自身を守るためにも徹底しています。当たり前のことを当たり前にこなす、この姿勢が見えていることで、社長をはじめとする共に働く方たち、そしてお客様からの信頼が得られるのだと思います。

お客様はもちろん、共に働く仲間たちとの関係性、雰囲気を大切にされている、というのは、御社の社風と通ずるものがあると感じました。

早期から活躍、挑戦が出来る環境

少し方向性を変えて、お二人の経歴についてもお聞きしていきます。
入社したきっかけはどのようなことでしょうか？

田中さん
私は元々、外資系の企業や英語を使うような業界を目指していたのですが、新型コロナウィルスが流行した影響で、方針変更することになりました。そこから、「私のことを気になってくれる会社にしよう」と考えるようになり、オファー型のサイトを使っていました。当社とはそこで出会いましたが、社員の方の人柄に感銘を受けたのがきっかけですね。私は会社を選ぶうえで、尊敬できる人、目標にしたいと思える人がいるかどうか、社員一人一人を大切にしてくれるかどうか、という点を重視していましたが、社員の方と話す中で、この会社ならなりたい自分に向かって成長していけるだろう、若いうちからキャリアを上げて頑張っていけるだろう、というイメージを学生ながらに強く想像できたことで入社を決めました。

小玉さん
就活は営業メインで考えていて、自分自身が良いと思えるサービスやものを提案できることを重視していました。飲食や引っ越し、工場、コンビニなど、色々なアルバイトを経験してきたのですが、毎日同じ作業は飽きる、肉体労働は限界がある、と考えた結果、営業職にたどり着きました。また、新潟が大好きなので、県外で働く考えはなかったですね。
当社に出会ったのは、私もオファー型のサイトがきっかけです。不動産やハウスメーカー数社からオファーをもらったのですが、就活の軸の「自信を持って営業できるもの、自分好みの商品」に当てはまるか考えた結果、当社の住宅が一番当てはまり住みやすそうだと感じたのが理由です。私は4人兄弟で相部屋だったので、自分の部屋に対する憧れがあり、家具や家を見るのが好きだったのですが、一番ビビっときたのが当社でしたね。

お二人ともオファー型サイトで出会ったというのは印象的です。
入社されてから現在までは、どのような歩みでしょうか？

田中さん
私は内定を頂いた後、週1日アルバイトに来ていて、給食も食べていました。その半年間で営業のいろはを全部覚えられたので、1年目から注文住宅・定額制注文住宅部門の営業ランキングで、全国1位を取ることが出来ました。2年目も一般部門で3位を取ることが出来ました。2年目の終わり、1月に社長と部門長から「営業の人数が増えてきたので、主任を増やす」ということで声をかけていただき、そこからは新卒の採用や後輩の育成にも関わっています。そして、5月から課長の役割を担っています。

小玉さん
私も内定後にアルバイトに来ていました。会社のコンセプト上、男性は不動産部門で決まっていました。同期入社の社員もいて、同期同士で切磋琢磨していました。私たちは新卒採用の第1期生にあたり、マニュアルも乏しかったので、自分たちで考えて動く必要もありました。その分、初めは色々な失敗を重ねましたが、その経験や感じたことが、現在の後輩の育成に活かされていると思います。今ではマニュアルもできています。

入社する前後で、ギャップを感じたことはありますか？

田中さん
女性の多い職場なので、ギスギスした空気になることもあると思っていましたが、それが全くないのが意外でした。女性同士だからこそ、助け合える環境だと思います。福利厚生で、1時間単位でお休みが取れるので、体調不良や突発的な用事が入った時でも休みがとりやすく、出社した際に色々と声を掛けてもらえるのは、女性が多い環境だからこその良い点です。
お客様からのご要望に応えるために、業務時間外に突発で確認作業が入ることもありますが、上手く管理できれば改善できると思います。

小玉さん
良くも悪くも、働き方にメリハリがありますね。忙しい時期は残業も少なくないですし、お客様から問い合わせがあれば、突発的に仕事が発生することもあります。逆に、程よくゆるい部分もあって自分の意見を言いやすかったりと、自分のペースで仕事をしやすい環境でもありますね。

ありがとうございます。お二人の今後のビジョンについてお聞かせください。

田中さん
正直、悩んでいるところです。現在の管理職を一度退き、プレイヤーとして営業に専念したい自分もいますし、引き続き管理職として、部下が営業しやすい環境を作り上げて、みんなを育てていきたい自分もいます。これに関しては、社長とも話をしています。

小玉さん
当社は社内起業ができるので、カフェのオーナーになりたいと考えています。当社が描く未来像に、社員や地域の方達が気軽に寄れる社屋を作りたい、というものがありますので、皆さんがお昼を取れるようなカフェをやっていきたいと考えています。

ありがとうございます。様々な道が選べる、そして後押しをしてもらえる環境であるからこそ、悩むことも出てくるのだと感じました。

「女性目線」は家づくりにも働く環境にも

どのような人が、御社には向いているでしょうか？

田中さん
自分から積極的に話しかけられる人、行動できる人が来てくれると嬉しいです。また、女性でもしっかり稼いでいきたい人、男女関係なく活躍できる環境を求める人、ライフステージとキャリアを両立させたい人は向いていると思います。

小玉さん
固定観念が強くない人です。相手の意見を聞いて、自分の中にしっかり落とし込める人、お互いの欠点を補える人と働けたら、と思います。

最後になりますが、御社の推しポイントについてお聞かせください。

田中さん
業務内容から少し離れたポイントにはなりますが、仕事を頑張りつつも、ある程度親しみやすさのある雰囲気の中で働けるのが推しポイントです！男女関係なく活躍できる環境を求める人、ライフステージとキャリアを両立させたい人は向いていると思います。また、当社では、「会社をよくする委員会」を月1回開催し、働きやすさやお客様満足度に加えて社員満足度の向上を目指す体制があるのもポイントです。

「会社をよくする委員会」には、下記の部門があるそうです。

■社員満足：従業員の満足度向上のための施策立案。
■エンタメ：社内外のイベント企画。「社員満足」から派生し2024年春に新設。
■環境整備：働きやすさの改善のための施策立案。
■お客様満足度：顧客満足度向上のための施策立案。

「社員満足」部門からは、20円で飲めるお茶コーナー、ヨガ教室、ネイルサロン、カイロプラクティック、英会話などが生まれているそうです。どれも、女性にとって嬉しい項目です。

小玉さん
色々な経験ができる環境です。仮に営業が合わなかったとしても、慣れた環境はそのままに、部門の異動もできるので、色々なことがしたい、新しいことがしたい、という人にはオススメです。社内行事が盛んで、懇親会や運動会といった行事は、協力業者様も交えて行うこともあります。

お話をお聞きした中で強く感じたのは、やはり女性が活躍できる環境であるということ。「女性の活躍」を掲げる企業は少なくありませんが、女性が代表を務め、そして女性が働きやすい環境づくりが様々な点に落とし込まれていること。ここまで徹底しているのは、類を見ないものだと思います。そして、この環境は若い男性にとっても、働きやすいものなのではないかな、と感じました。
そして、女性ならではの心遣いや目線が家づくりにも多分に活かされているからこそ、暮らしやすい家づくり、お客様の高い満足度が実現できているのだと、改めて実感しました。